ヨウ素・セシウムについて各カートリッジの浄化水に、ND(非検出)との結果が示されました。
シーガルフォー輸入元のグランドデュークス株式会社は、これまで3回にわたりシーガルフォー浄水システムの放射性物質除去能力試験を行ってきました。
第一回は2011年4月11日、関東東部の利根川支流河川水より採取。第二回は同13日、福島県しないの一般家庭水道から採取し、放射性ヨウ素の除去能力
試験を実施いましたが、採取した原水自体に含まれる放射性物質が検出限界値の20ベクレルに達しなかったため、安定した測定結果を得ることができませんで
した。
そこで、第三回は5月1日、福島県南相馬市の用水より採取し、1Bq/Kgという低い放射能レベルまで測定を可能にする、ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメーターで、より精密な試験を実施しました。
RS-1SGH、FN-XLR、溶解性鉛対応モデルカートリッジFP-2(Pb)、砒素対応モデルカートリッジFP(As)の4種のカートリッジを対象に
試験を行ったところ、放射性ヨウ素および、放射性セシウム(CS-134、CS-137)は浄水から、いずれも検出されませんでした(検出限界
<1Bq/Kg)。
ここに第三回目のRS-1SGHについての試験結果についてご報告いたします。
他のカートリッジの試験結果、およびこれまでの試験経過についての詳細はグランドデュークス株式会社のホームページをご覧ください。
【採水方法】
平成23年5月1日 福島県南相馬市内の用水より採取。
対象カートリッジ:RS-1SGHを使用し、原水および浄化水を同時採水した。
【試験方法】
採水日翌日に(株)同位体研究所に持込み、採取した原水および浄化水の測定を依頼した。
厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」に準ずるγ線スペクトロメーターによる核種測定。
サンプル調整については、文部科学省 環境試料採取法に準ずる。
【検出限界】 1Bq/kg
【分析結果】 核種検査
【依頼者】 グランドデュークス株式会社
【検査機関】 株式会社同位体研究所
【試験結果】
シーガルフォー浄水システムX−1DS / 使用カートリッジ:RS-1SGH
〈通水開始後1L〉 |
原水 |
浄水 |
ヨウ素(I-131) |
12Bq/Kg |
ND(不検出) |
セシウム(CS-134) |
10>Bq/Kg |
ND(不検出) |
セシウム(CS-137) |
19Bq/Kg |
ND(不検出) |
※10>Bq/kgとは、検出限界値である 1Bq/kg以上、10Bq/kg未満 を表す(同位体研究所規定)。
※ND(不検出)とは、今回の測定による検出限界値<1Bq/Kg以下であったことを示しております。
以上、グランドデュークス株式会社ホームページより抜粋 |